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映画「ちはやふる・結び」ネタバレ少しありの感動的感想

4月1日に観てきました。

封切りから2週間が経過して、そろそろ席も余裕かな?と思ったら甘かった(>_<)。

まだ春休み中だったので、座席は中高生のグループでびっしり。女子率高め。

私以外にぼっちのオバサンはいないかなと見渡す勇気もありませんでしたが、まぁ気にしません。

だって

2016年に観た「ちはやふる・上の句」も

tanpopotanpopo.hatenablog.com

続けて観た「ちはやふる・下の句」も

tanpopotanpopo.hatenablog.com

 

どちらの映画もとても良くて、その完結編が上映されたとなれば、観に行くに決まっています。

それにしても、あの「上の句」「下の句」からもう2年も経っているなんて…

映画も同様に、高1だった千早達がもう高3という設定です。

 

そして、結論から言うと

とーーーーーーーっても良かったです。

3本の中で一番良かったかも?

と言うよりも、今までに見たアオハル映画No.1かも!

以下、多少ネタバレしてしまいますが、個人的感想です。

ちなみに、この映画を観る前から現在に至るまで、原作である末次由紀のコミック「ちはやふる」を一切読んでおりませんので、映画「ちはやふる」の世界観しか知りません。

 

「ちはやふる・上の句」では、瑞沢高校に入学したばかりの千早が競技かるた部を立ち上げて、幼なじみの太一、古典オタクの奏ちゃん、剽軽な肉まんくん、ガリ勉優等生の机くんと共に練習に励み、東京都大会を経て全国大会に臨むまでが描かれています。

「ちはやふる・下の句」では、クイーンの若宮詩暢や、千早と太一の幼なじみで、かるたから離れていた新が再登場し、恋と友情の糸が複雑に絡み合う場面が増えていました。

そして、この「ちはやふる・結び」では、3年生になった千早達が、高校生として最後の大会に挑む姿が描かれています。

部員が3年生5名だけで、このまま誰も入部しなければ廃部!の危機に、必死で新入生を勧誘するかるた部メンバー。

太一に一目惚れをした花野と、かるたの実力はあっても協調性のない筑波、このふたりが入部したものの、今度は太一が大学受験を理由にかるた部をやめてしまいます。

太一不在の瑞沢高校は、苦戦して何とか東京都大会を勝ち抜きます。

そして新も、千早と同じようにかるた部を創設して勝ち進み、全国大会での対戦となりました。

瑞沢高校メンバー5人と新、詩暢、ドSさんやヒョロは「上の句」「下の句」の時と同様、安定のキャラですが、「結び」で新たに登場した方々も(いい意味で)アクが強い方ばかりでした。

新入部員の筑波と花野、周防名人、新に想いを寄せる伊織…脇役の全員がストーリーの上で重要な意味を持ち、存在感をキラキラと放っていました。

 


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映画「ちはやふる・結び」では、「しのぶれど」と「恋すてふ」2つの歌がこの映画の鍵となっています。

 

しのぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで /平兼盛

恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか/壬生忠見

 

千年の時を超えても人の心を動かす和歌。

その意味こそが、映画の感動をより深いものにしてくれました。


あなたはこのふたつのどちらが好きですか?

どちらが秀歌だと思いますか?

かつて歌合の席で競われたこの名歌が、競技かるたでの勝負を決める鍵となるなんて…

散りばめられた、たくさんの小さなエピソードが最後には全部繋がって、見事に結ばれていきます。

 

本当に、いい映画でした。

短歌クラスタなら必見です。私はもう1回観に行きますよー!