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w a k u r a b a

文芸メイン、その他もろもろ

変わったのは、子供だけではない

普段あまりいない時間に家にいて、無音が嫌なので付けっぱなしにしているテレビでは情報番組が流れていた。 その最中に突然入ってきた速報に、私は戦慄した。 恐れていた事が、起きてしまった… そう思った。 私は知り合いにラインを飛ばしながら、ネット検索…

虫と犬のこと

玄関に留まりし虫も亡き犬の 輪廻と思う飼い主悲し この歌を詠んだのは昨年の7月。はてな題詠「短歌の目」7月のお題「虫」の時でした。 昨年初夏に知人のYさんが飼い犬を亡くした、その直後のエピソードから詠んだものでした。 Yさんとはドッグスポーツを介…

風信子忌

詩人、立原道造は1939年3月29日に、まだ24歳の若さで亡くなりました。 立原道造の墓が谷中の多宝院にある事を、何十年も前から知っていました。 いつかは行ってみたい。今年は行こう。来年こそはと思いながら (身内でもないのにお墓参りなんておかしいかも…

虫のこと④

田舎から上京してみると、東京でも虫をよく見かけるのが意外でした。 田舎ではあまり見た事のなかった、スズメバチやアシナガバチやクマバチが町なかをブンブンブンしているのは恐怖です。 自転車通勤の時に、何度も追いかけられました…。 田舎だとそういう…

虫のこと③

子供の頃の夏には祖母が、母や叔母、従弟を連れて温泉に連れて行ってくれました。 うちの父は家族で旅行するような人ではなかったので、私達姉妹にとってはそれが唯一の家族旅行だったのです。 時には大きなプールのある、ファミリー向けの温浴施設に泊まっ…

虫のこと②

本当はクビキリギリス(首切螽斯、クビキリギスとも言う)ではない 全く別の事を書こうと思ったのですが 昔をいろいろと思い出してしまいました。 虫にまつわる話をいくつもいくつも… あーキモい… 需要があるとは思えないので、せいぜい3話くらいにしておき…

虫のこと①

www.in-activism.com ツッティーーよ… 早朝から何書いてんじゃ~((((;゚Д゚))))))) あーキモ。 私も同じ。まったく同じなのですよ。 実家はバリバリ田舎にあります。田舎生まれの田舎育ち。 草むらをかき分けて遊んでいましたから、子供の頃は虫が全然平気で…

映画「家族はつらいよ」を観てきました

レディスデーの水曜日に休みになったので、映画を観に行くという娘に同行しました。 私は「ちはやふる」が観たかったけれど、まだ封切り前でした。 「男はつらいよ」の山田洋次監督が「〜はつらいよ」のタイトルを使うからには、この作品への思いの深さを感…

四十九日に

一昨日、Lの四十九日の法要のため霊園に出かけた。 日にち薬で次第に癒えてくるものと思っていたけれど、私のペットロスは日が経つにつれて酷くなった。 死者の霊は四十九日間、この世とあの世の間を彷徨っているらしい。 果たして犬猫の霊も同じかと疑問に…

あの日。

5年前の3月10日。 その日パートが休みだった私は同僚と銀座で韓国映画を観た。その後アンジェリーナのモンブランを食べ紅茶を飲みながら、夕方までお喋りをした。 翌日の3月11日 金曜日。 私は職場である某ショッピングモールに出勤した。同僚達と楽しかっ…

あの日から5年が経った

東日本大震災から5年が経った。 あの日の事をよく思い出そうと、当時、自分の書いた文章を読み返した。 そして被災地から遠く離れた東京でさえ、通常の生活に戻るには数か月かかっていたのを思い出した。明日この国は、私達の暮らしは、一体どうなってしま…

原発再稼働に思うこと

モニター歴は長いです。 今まで一般企業だけではなく官公庁やマスコミ、電気、ガス、水道など ありとあらゆるモニターをしてきました。 商品テストやアンケートや座談会が主な内容で、そこで知り得た情報は口外しないのが決まりでした。 任期1年というもの…

志を持ち続けるということ

たまにブコメをくれるメガネの人が書いた記事を読んで、切なくなった。 身を立て 名を上げ やよ励めよ - はてな村定点観測所 世代的にも心情的にも私はメガネの人本人よりも、御母堂様の方に感情移入してしまい、とても切なかった。 早く錦を飾ってあげて欲…

猫を飼う

私はずっと怒っている。何に?自分に自分に自分に自分に。 Lの死は医療ミスだ。それを証明して訴えたいのにその修羅場に立つ勇気のない自分に。 それをしたからといってLは帰ってこない。 それをしたからといってLは喜ばない。 そう言って何もしない夫に、娘…

給食に、良い思い出なんかない

今週のお題「給食」 中学と高校はお弁当だったので、私が給食を食べたのは小学校の6年間だけです。 私は、給食が大嫌いでした。 バカでかくて表面は固く中がぱさぱさの不味いコッペパンを残さずに食べられたのは、6年間でたったの一度だけでした。 私は小…

ダ・ヴィンチ初掲載

2週間前にLが死んで、絶賛ペットロス中です。 「犬がしんだ」シリーズを書きながら、泣いて泣いて泣いて ⑥⑦辺りでは泣くのも気が済んで、冷静に書いておりましたが… 未だに日に数回、感情が乱れます。 ペットロス、恐ろしや。 いつまで続くのこれ? で、ダ・…

犬が しんだ ただ それだけ のこと⑦

冷たくなったLの身体を、私は泣きながら撫でた。 いつか犬が死んだらどうしよう…と、犬達が元気な時から怯えていた。 それは、死んだ犬が怖くてきっと耐えられないと思っていたからだ。 けれどもLの亡骸は、少しも怖くなかった。 恐ろしいのは、もうLが生き…

映画「パディントン」試写会に行ってきました

試写会に当選した娘が仕事で行けなくなり、代わりに行ってきたのですが すっごく面白かったです! どれくらい面白かったかというと… 普段の私は映画やTVを観てもノーリアクションなのですが、この映画では 「うわっ」とか「キャー」とか「ひー」とか、私とし…

映画「犬に名前をつける日」を観て思うこと

豚は殺してもいいけど犬は殺しちゃいけないのか - phaの日記 pha(id:pha)さんの記事を見て、観たい~!と思った映画に行ってきました。19時の回ならphaさんのトークが聴けたのですが、夜は出かけにくい主婦なので断念…(T_T) 13時の回に行きました。 「犬」が…

「今年見に行ってよかったもの」を書こうとしたが間に合わなかったのでお題を変更して「何回も見た映画」

お題「何回も見た映画」 気に入ってしまい2度観に行った映画は 「レ・ミゼラブル」が初めての体験でした。 その後「アナと雪の女王」も2回。 2度目の時は、3Dメガネも初体験しました。これらの映画、ボッチで観ました。 いいんです…ボッチでも…ボッチ慣…

犬なんか飼わないほうがいい話⑦

高3の冬、あと少しで上京するという頃だった。 私は、ただ可愛いという理由だけで通学路の途中に犬を貰ってしまった。 生まれたばかりの、白い雑種の仔犬だった。 結婚後にも、ペット禁止のアパートで内緒で猫を飼っていた。 犬も猫も双方の実家に押し付け…

犬なんか飼わないほうがいい話⑥

私達は、今でも時々ペットショップに行く。 ドッグフードやトイレシーツ等の消耗品を買うためでもあるが、時間があればケージの仔犬仔猫を眺めたりする。 いろいろな事を思うと複雑ではあるが、小さな仔はやっぱり可愛い。これは本能だから仕方ない。 眺めて…

犬なんか飼わないほうがいい話⑤

10年前の冬にやってきた里子犬は、春になる頃にはだいぶ我が家に馴染んできた。 ある朝、私が体調が悪くて寝込んでいると、犬はまだご飯を貰っていないのに吠えもせず枕元でお座りをしていた。 心配そうな目でこちらを見ている。 「お母さんなら大丈夫だよ。…

犬なんか飼わないほうがいい話④

我が家には今3匹の犬がいて、それぞれ別々の所から引き取った犬だ。 3匹の事を書けば、文章は書かないはずのこのブログを延々と犬シリーズで引っぱった挙句、いつもの如くグダグダになって不時着だろう。 なので2匹目以降は割愛して、最初の犬の事を書こ…

犬なんか飼わないほうがいい話③

私のペットショップ巡りは続いた。 ショップも様々で、ある時などは悪質な業者にも出会った。 そこは普通ではない悪臭と、悲痛な犬達の鳴き声で満ちた異様な世界であった。明らかに劣悪な環境で犬を繁殖させていた。 幾つかの小さなケージの中にはそれぞれ4…

犬なんか飼わないほうがいい話②

犬が飼えない賃貸住まいだった頃、私達はよくペットショップに出かけた。 愛想を振りまく仔犬達を眺めながら、飼うとしたらどの犬種にしようか等と思いを巡らせた。 とはいえ、飼えるような目処は立っていないのだから、完全に冷やかし客であった。 可愛い仔…

犬なんか飼わないほうがいい話①

私の周りには、子供が親離れをして心にぽっかり穴が開いたようになったり 親の介護に身も心も疲れ果てていたり 病気を抱えて不安に苛まれていたり 夫には他所に女がいるのではないかという妄想に取り憑かれていたり そんな人達がとても多い。 つまりは、そう…

添削に思うこと

以前、金井告(id:karigari)さんのブログにコメントをした時に 「こういう話を皆読みたいと思うから。記事にしたら?」と言われ、いつかは書こうと思っていました。 フクロウさん、お元気なのかなと気にしていたら、この間呟いていたからお元気なのでしょう。…

極上のどら焼きを

今週のお題「おすすめの手土産」 義理の父が用事で上京し、帰るという時に私達は必ず東京駅で見送らなければならなかった。 一緒に昼食を食べた後、皆で駅構内の土産物売り場を見て回る。 「何がいいんかいのう…アンタは何がいいと思うかね?」 私が「これは…

映画「あん」を観てきた母と私の物語⑥

復興祭の踊りを見る前に、私は父に電話をかけていた。 「帰りが少し遅くなるけれど、お昼ご飯を待っててくれる?」 難聴だから、何度も大声で繰り返し話さなければならない。それでも何とか伝わったようで 「適当に食べるからいい」との返事だった。 けれど…

映画「あん」を観てきた母と私の物語⑤

母と私は、親戚の家を訪ね歩いた。 お彼岸だというのに、夏のような暑さであった。それでも赤トンボが飛び、道端には黄花秋桜や水引の花が揺れていた。 震災の年も、こうして母と並んで町を歩いたっけ。その時母は、臭くないかとしきりに聞いてきた。私は何…

映画「あん」を観てきた母と私の物語④

ビジネスホテルの簡素な部屋にひとりでいると、そこは静か過ぎるほど静かで快適であった。ここならば今夜は眠れそうな気がした。 去年と一昨年は、海の近くのホテルに泊まった。真夜中に身体が痛み、鎮痛剤も睡眠薬も効かなかったので、夜が明けるまで波の音…

映画「あん」を観てきた母と私の物語③

盛岡に着いた私は、乗り換えの時間まで駅付近をぶらつく事にした。 宮沢賢治がモーリオと呼んだ、盛岡の街並みが大好きなのである。 地方都市はどこに行っても同じような景色だけれども、盛岡だけは特別だと思う。私にはいつでもキラキラと輝いて見えるのだ…

映画「あん」を観てきた母と私の物語②

岩手への帰省は、シルバーウィークと重なり交通と宿泊の手配に難儀したが何とか目処がついた。 だが、出発の二日前になって母が慌てたように電話をしてきた。 Sさんからの手紙に、岩手で一緒に「あん」を観たいと書いてあったらしい。 そして、母は「Sさんと…

映画「あん」を観てきた母と私の物語①

一昨年の事。 「Sさんの息子さんが書いた本コ、おめさん読まねーすか?」 と、田舎の母が電話をかけてきた。 Sさんというのは母の古くからの友人で、関西地方に住んでいる。 Sさんは、ものを書く人でもあった。Sさんの短編集を、昔読んだ事がある。 ”Sさんの…

本棚の10冊で自分を表現しつつ、お題にも乗ってみる

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 私の本棚はありません。 引越しを繰り返しているので、その度にたくさんの本を手放しました。 今の私にとって基本、本は借りる物です。 でも繰り返し読みたい本や、大好きで手元に置きたい本が少しだけあります。 その…

私の心は、保健室で大人になった

今週のお題「思い出の先生」 中1の時、私は華道部に入っていた。 でも、部員不足のために華道部は一年で廃部になってしまった。 どうしようかと思っていると、華道部の顧問だったレイコ先生が 「私は今度、書道部の顧問をやるから、タンポポちゃんも書道部…